皮膚の科学
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セッション1.アトピー性皮膚炎の難治と免疫・アレルギー機序に関する問題
アトピー性皮膚炎とサイトカイン
片山 一朗室田 浩之
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2006 年 5 巻 Suppl.7 号 p. B11-B16

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抄録
アトピ-性皮膚炎(以下ADと略す)の病因論,病態解析に関して,アトピー性皮膚炎症候群としてとらえる考え方が欧米の研究者より提唱され,アレルギー機序と非アレルギー機序によるアトピー性皮膚炎の存在が認知されるようになりつつある。このような考え方は今後アトピー性皮膚炎の診断,治療の考え方に大きな影響を与えることが予想される。本稿ではこのようなアトピー性皮膚炎の病因論につき,サイトカイン・ケモカインを中心に最近の知見を述べる。
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© 2006 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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