松阪市民病院皮膚科
2007 年 6 巻 2 号 p. 116-119
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
23歳男。約5年前より体幹・四肢に無症候性の色素斑が出現し,徐々に増加した。初診時,顔面,手掌足底を除く全身にわずかに角化を伴う色素斑を散在性に認めた。生検にて,皮疹辺縁部にcornoid lamellaを認めた。本疾患は高発癌性であることが知られており,長期にわたる注意深い経過観察が必要である。現在のところ,将来の発癌を抑制する治療は知られていない。日光性表在播種型汗孔角化症の原因遺伝子の検索が進められており,原因解明,治療法開発につながることが期待される。
皮膚
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら