皮膚の科学
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症例
手に生じ骨浸潤のなかった腎細胞癌皮膚移転の2例
朝倉 麻紀子松田 健浅田 裕司三浦 宏之
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2009 年 8 巻 6 号 p. 776-780

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抄録
症例1:65歳,女性。右腎細胞癌で腎摘出術後,約2年を経過して右手第1指に結節が出現した。症例2:53歳,男性。右腎細胞癌で腎摘出術後3年を経過して左手掌に腫瘤が出現した。両者とも病理学的検査にて腎細胞癌皮膚転移であった。いずれもCTにて腫瘍の骨や骨周囲組織への浸潤をないことを確認して腫瘍部のみの切除手術を行った。術後2年以上が経過するが局所再発は認めていない。
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© 2009 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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