皮膚の科学
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症例
肛門部 Bowen 病の1例
渡邊 愛子巽 一啓庄田 裕紀子
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キーワード: 肛門部 Bowen 病, HPV16
ジャーナル 認証あり

2010 年 9 巻 2 号 p. 151-153

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抄録

Bowen 病は日常診療において比較的よくみられる疾患であるが,肛門部に発生することは稀である。今回,我々は肛門部 Bowen 病の1例を経験したので報告する。症例は50歳,男性。肛門部に浸軟した白色腫瘤を認め,生検により Bowen 病と診断し,腰椎麻酔下でマージン 1cm をとり,拡大切除術をおこなった。PCR 法により HPV-16 が検出された。(皮膚の科学,9: 151-153, 2010)

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© 2010 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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