皮膚
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硬化療法による下腿潰瘍の治療
浅田 裕司本多 朋仁石井 義輝磯ノ上 正明
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1995 年 37 巻 5 号 p. 667-670

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抄録

下腿潰瘍は下腿に生じる難治性の潰瘍であるが, 従来行われてきたストリッピングと, それに組み合わせた植皮や皮弁の手術にかわり, 硬化療法と局所麻酔下の静脈の結紮で, 良好な結果をあげることができたので, 2症例を供覧する。症例1では高位結紮と硬化療法により, 約2カ月半で潰瘍は消失し, 症例2では, 不全静脈の結紮のみで, 約2カ月後に潰瘍は消失した。表在静脈の還流不全による下腿潰瘍は, これらの簡単な処置により十分治療可能であると思われた。

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© 日本皮膚科学会大阪地方会
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