市立堺病院皮膚科
2002 年 1 巻 4 号 p. 290-293
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33歳, 女性。8年間にわたって, 毎年春から夏にかけて四肢に繰り返し生じていた環状紅斑で受診した。環状紅斑部は真菌要素陰性であった。足底に鱗屑を認め, 直接鏡検で真菌要素を認め, 足白癬と診断した。トリコフィチン反応は48時間後は陽性で, 14日後には環状の紅斑となった。テルビナフィン, 抗ヒスタミン薬の内服とステロイド薬の外用で環状紅斑は治癒した。白癬疹として生じた環状紅斑と考えた。
皮膚