皮膚の科学
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1 巻 , 4 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 西野 洋, 澤田 由佳, 宮島 進, 岡田 奈津子
    2002 年 1 巻 4 号 p. 259-260
    発行日: 2002年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 喜多野 征夫
    2002 年 1 巻 4 号 p. 261-267
    発行日: 2002年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    白皮症はさまざまな原因による疾患の集団である。チロシナーゼ関連型 (OCA-1) はチロシナーゼ陰性型 (OCA-1A) と黄色変異型 (OCA-1B) に分けられ, チロシナーゼ遺伝子に見られる変異によって決定される。眼皮膚白皮症のなかでチロシナーゼ活性の保たれている疾患群では, メラノソームの構造, メラノソームヘの物質の移送に関連する蛋白質の異常が認められている。OCA-2はp蛋白の異常による疾患であり, OCA-3はチロシナーゼ関連蛋白1 (TRP-1) の異常による疾患であり, OCA-4は膜を通過する物質の輸送に関与すると考えられる“membrane-associated transporter protein (MATP)” の異常による疾患である。Hermansky-Pudlak症候群とChediak-Higashi症候群ではtrans-Golgi-network (TGN) あるいは貪喰空胞あるいはリソゾームからの蛋白質の分別と移送に働く蛋白質の異常が認められている。限局性白皮症はc-kit遺伝子の変異による疾患であり, メラノサイトの成熟過程に異常が起こると考えられる。
  • 薄木 晶子, 下浦 真一, 蔭山 晶子, 伊東 顕, 堀川 達弥, 市橋 正光, 駒井 礼子, 橋本 隆
    2002 年 1 巻 4 号 p. 268-273
    発行日: 2002年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    56歳, 男性。全身に掻痒を伴う紅斑, 丘疹, 結節が出現し結節性痒疹として加療されていた。液体窒素療法を施行して約半年後に同部に水疱が出現した。病理組織学的に角質肥厚, 表皮肥厚, 表皮突起の延長と表皮下水疱を認め, 蛍光抗体直接法にて表皮基底膜部にlgG, C3線状沈着がみられた。また免疫プロット法によりBP230抗原と反応するlgG型の自己抗体が証明された。以上より水疱性類天疱瘡の1亜型である結節性類天疱瘡と診断した。ベタメタゾン, ミノサイクリン, ニコチン酸アミド (R) の内服が有効であった。結節性類天疱瘡本邦報告例24例を集計し, 若干の考察を加え報告する。
  • 入野 洋子, 松本 修一, 服部 日出雄, 松永 佳世子, 杉浦 功人
    2002 年 1 巻 4 号 p. 274-279
    発行日: 2002年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    55歳, 男性。人間ドックで両側乳輪に黒色丘疹が散発しているのを指摘され, 受診した。症例2:32歳, 男性。数年前より左側乳頭乳輪部に丘疹が出現し, 近院皮膚科を受診した。2例とも病理組織学的所見, 特異的臨床像よりhyperkeratosis of nipple and areolaと診断した。症例1では悪性黒色腫の合併, 症例2では, くる病の合併を認めた。過去の報告例においても, 内分泌異常, 悪性腫瘍の合併の報告例があり, 注意する必要があると考える。
  • 磯貝 理恵子, 宇野 真, 藤井 俊一郎, 荒金 兆典, 川田 暁, 手塚 正
    2002 年 1 巻 4 号 p. 280-284
    発行日: 2002年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    67歳、男性。初診の約6カ月前に頭頂部に約1cmの皮下腫瘤に気付き、近医にて切除を受けた。2カ月後に切除部位に同様の腫瘤が出現した。平成9年10月当院にて拡大切除術を行ったが、1年後に右耳介後部に再発を認め、その後も再発拡大を繰り返し, 最終的に呼吸不全で死亡した。切除標本のHE染色では好塩基性の胞体をもった異型細胞が胞巣を形成していた。免疫染色では, 腫瘍細胞はK7, Ks8.18, K19に陽性であった。Gross cystic disease fluid protein-15 (GCDFP-15), human milk fat globulin (HMFG) には陰性であった。画像診断などの全身検索の結果およびK20が陰性であったことから他臓器腺癌の皮膚転移は否定した。以上より, 自験例をエクリン汗腺分泌部への分化を示したエクリン腺癌と診断した。
  • 米澤 理雄, 岸 達郎, 松村 康洋, 森田 和政, 高橋 健造, 立花 隆夫, 宮地 良樹
    2002 年 1 巻 4 号 p. 285-289
    発行日: 2002年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    40歳, 女性。幼少時より右耳前部に色素斑があった。平成12年1月頃より同色素斑 (18×12mm) 上に赤褐色結節 (9×7mm) が生じたため, その4カ月後に近医を受診した。全摘生検 (excisional biopsy) を施行され, 悪性黒色腫と診断されたため当科を紹介受診した。拡大切除と同時に行なったパテントブルーを用いたsentinel node biopsyでは浅頸リンパ節が染まり, その病理組織で腫瘍細胞が陽性であったため右頸部リンパ節郭清術を施行したが, 耳下腺浅葉を含む他の頸部リンパ節には新たな転移巣を認めなかった。また, 他臓器への転移もみられなかったため, 本例をsentinel lymph nodeへの転移を認めた表在拡大型悪性黒色腫 (Stage III; pT4a N1 M0, UICC, 1997) と診断した。
    今後はSNBにより転移の有無を確認してからリンパ節郭清を行うという治療方針が定着するものと思われる。
  • 東 禹彦, 久米 昭廣, 谷口 龍生, 須磨 升美, 櫻根 純子
    2002 年 1 巻 4 号 p. 290-293
    発行日: 2002年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    33歳, 女性。8年間にわたって, 毎年春から夏にかけて四肢に繰り返し生じていた環状紅斑で受診した。環状紅斑部は真菌要素陰性であった。足底に鱗屑を認め, 直接鏡検で真菌要素を認め, 足白癬と診断した。トリコフィチン反応は48時間後は陽性で, 14日後には環状の紅斑となった。テルビナフィン, 抗ヒスタミン薬の内服とステロイド薬の外用で環状紅斑は治癒した。白癬疹として生じた環状紅斑と考えた。
  • 2002 年 1 巻 4 号 p. 308
    発行日: 2002年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
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