宇宙開発事業団・宇宙医学研究開発室
2001 年 25 巻 1 号 p. 14-17
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西暦2000年11月より国際宇宙ステーションにおける長期宇宙滞在が開始され,人類の宇宙環境利用の新しい時代が開始した.人類が重力から開放され宇宙の微小重力に滞在すると様々な生理的変化が生じる.とりわけ骨・カルシウム代謝は滞在月数とともに進行し,骨量減少や尿路結石などの問題を惹起するため,健康管理上大きな課題となる.本稿では長期宇宙滞在における骨量減少,骨代謝マーカー,カルシウム代謝,および脊柱への影響に関する最新の知見をまとめて紹介する.
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