バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
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座 再考
野呂 影勇
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2007 年 31 巻 1 号 p. 3-7

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抄録

従来,椅子の研究が脊椎重視で,その結果椅子の開発が背当て重視となっていた. 本稿では、座面重視の椅子開発を提案する.背景として,日本の古来の座法があることが述べられる.まず,腰椎前彎の平坦化の病理学的な問題についてのKeeganの理論とその理論に反する研究やエビデンスについて述べる.次いで 座面を中心とした椅子設計指針を述べる.すなわち骨盤傾斜角度,体圧分布の最適化,大臀筋とほぼ一致するコンフォートゾーンと座面との関係の調整,そして最後に臀部形状の測定・評価について述べる.最後は,臀部形状の測定・評価である.これは,あとがきにも触れる椅子の工法と密接な関係がある.具体例として高機能座面を提案する.

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© 2007 バイオメカニズム学会
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