バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
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子どもの発達と住宅内安全計画
八藤後 猛
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2009 年 33 巻 1 号 p. 8-15

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抄録
社会的経験が少なく,身体機能・認知判断能力の低い乳幼児の住宅内事故の多くは,建築や設備のいわゆる「物的的環境の配慮」によって,その多くは防止できる.しかし,設計計画の基本となる子どもの人体寸法や,実際にとどく高さ,押し引きの力といった基本情報はほとんどない.これらの計測を行ったうえで,幼児の年齢別住宅内安全に関する知見を得た.これまでいわれていた基準や寸法で妥当なものもある一方,これからの課題となる事項も多数存在した.
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© 2009 バイオメカニズム学会
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