バイオメカニズム学会誌
Print ISSN : 0285-0885
解説
“楽しい”から“すごい!”へ シミュレータ技術の医療福祉システムへの応用を目指して
寺田 尚史
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2009 年 33 巻 2 号 p. 123-128

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抄録
「遊びとリハビリ」というテーマを頂いて,改めて思い起こした言葉が2つ.シミュレータ技術の応用としてリハビリ機器の開発をはじめた頃のこと,「リハビリは楽しくなくてもいいの.苦しいからこそ,できる様になった時の喜び,達成感は人一倍でしょう.」,「『子供だまし』のものだと怒り出す方もおられますよ.特に 50代の男性に多いですね.」,「リハビリを楽しく!」をコンセプトにしていた筆者にとっては非常に重い言葉であった.では,どうすればいいのか,多くの方の意見を聞き議論を重ねて出した結論が,「おお,すごい!」と思わず声が出るような装置であった.今流行の言葉で言えば「感動商品」になるのであろうか.そして,我田引水ではあるが,シミュレータ技術はその要素を多く持っていると筆者は考える.まだ道半ばではあるが,シミュレータの要素技術と筆者が開発に携わったその医療福祉応用製品を紹介させていただくことで,シミュレータ技術の可能性を感じていただければ幸いである.
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© 2009 バイオメカニズム学会
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