抄録
個体別モデリングは、X 線CT あるいはMRI から得られるスライス画像データを用いて対象者毎に解析モデルを作成し、
力学シミュレーションによって診断に役立つ情報を得る手法である.本稿では,X 線CT 画像から骨体の有限要素モデルを作成し,応力解析を行うことを視野にいれたモデリング手法について解説する.個体別モデリングに関する研究は,これまで数多く報告されており、対象となる部位や解析条件もさまざまである.ここでは個体別モデリングを活用する上で重要なポイントとなる3つの要件(形状情報、物性情報、力学条件)を中心に個体別モデリングの課題や注意すべき点について述べる.