抄録
筋の硬さや関節の変形の定量評価は医療機関において行われる.しかし,地域で行う健康調査やスポーツ現場などでは医療機関にある高価で高度な医療機器を用いることは難しく,なるべく安価で精度の高い評価方法が求められる.運動器に生じる医学的問題を予防する観点から,筋のコンディションや姿勢変化を医療機関以外で簡便に評価できるシステムを構築することは重要となる.近年では筋硬度の評価に超音波エラストグラフィを用いた方法が多く実践されているが,簡便な方法だと押し込み式の筋硬度計もある.また,姿勢や関節のアライメント評価では体表からのデジタル画像を用いた精度の高い方法が存在する.本稿では医療機関以外でも活用しやすい筋硬度評価,姿勢と関節アライメントの評価方法について解説を行う.