筑波大学社会科学系
1999 年 33 巻 1 号 p. 4-13
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
成立期の社会学は,各機能領域に分化した全体としての近代社会をどのように理解するかというプロブレマティークの中で組織を理解しようとした.機械,有機体,生命システムという,組織の社会学理論の基礎メタファーは,このプロブレマティークの変容に連動するものと解釈できる.組織理論のメタファー論は理論多元主義を主張するが,近代社会の転換期にある現在プロブレマティークの自覚なしに多元主義を展開するとしたら,組織の何を理解したことになるというのか.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら