東京工業大学大学院社会理工学研究科
2000 年 34 巻 2 号 p. 69-79
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本論は,多主体複雑系(ポリエージェントシステム)と,それに基づいた数理モデルについて検討することを目的とする.多主体複雑系は,人間や組織・集団などの異質で自律的な複数の意思決定主体が関与する状況をネットワーク的に相互作用するシステムとして捉え,その構造や相互作用を解明しようとする枠組みである.ここでは,その操作的枠組みとして,ハイパーゲーム分析と,ソフトゲーム理論およびドラマ理論について概観する.
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