女性正規従業員のキャリア形成の多様性 ――コース別雇用管理制度をてがかりとして――

仙田 幸子; 大内 章子

doi:10.11207/soshikikagaku.20220730-53

自由論題

女性正規従業員のキャリア形成の多様性

――コース別雇用管理制度をてがかりとして――

仙田幸子, 大内章子

著者情報

キーワード: コース別雇用管理制度, 一般職, 総合職, 技能形成, 仕事と家庭の両立

ジャーナルフリー

2002 年 36 巻 1 号 p. 95-107

DOI https://doi.org/10.11207/soshikikagaku.20220730-53

詳細

抄録

　女性従業員109名へのインタビューを基に，一般職と総合職の仕事と家庭の両立および技能形成を比較した．一般職と総合職とでは，仕事と家庭を両立させるかどうかについて，入社時の意識が異なるのみならず，結婚・出産後の実際の選択も異なる．一方，一般職と総合職の形成する技能の内容は異なるが，共にO JTや異動を通じた技能形成が就業継続要因である．以上の分析結果から，コース別雇用管理制度の具体的な改善策を提案する．

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）