一橋大学イノベーション研究センター
2021 年 55 巻 1 号 p. 31-40
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イノベーション研究の定量研究は,そのデータ源が多様化しつつある.本稿は,イノベーションの計測,イノベーションをめぐるアクター間の関係性の操作化の新潮流を,2010年以降に行われた国内外のイノベーション研究のレビューから描き出した.とくに,イノベーションの計測におけるテキスト情報の利用,そして,ユーザーの手によるデータの利用,また,アクター間の関係性を計測可能なデータの利用が,イノベーション研究の展開を豊かにしている傾向がうかがわれた.
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