一橋大学大学院経営管理研究科
2021 年 55 巻 2 号 p. 61-73
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仕事や職場において他者に恩恵を与えようとする動機づけを意味する向社会的モチベーション(PM)は,従来自律的側面が重視され,成員への好影響が指摘されてきた.本稿は自己決定理論の観点からPM概念を再検討し,統制的側面の存在とそれが成員に悪影響を与える可能性を論じる.分析の結果,自律的PMと統制的PMの 因子が確認され,これらが主観的バイタリティと情緒的消耗感に異なる影響を及ぼすことが示された.
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