島根県立中央病院医学雑誌
Online ISSN : 2435-0710
Print ISSN : 0289-5455
当院における異時性多発肺癌に対する手術症例の検討
阪本 仁森村 祐樹磯和 理貴小阪 真二三浦 聖高久良木 隆繁
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2019 年 43 巻 p. 23-27

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抄録
異時性多発肺癌はMartiniらの診断基準を満たし、当科で2000年から2013年の初回手術 後の第2癌、第3癌に対する19手術(各手術は2年以上の間隔)、17症例を対象とした。男性8例、 女性9例。初回手術時年齢中央値66歳、2回目72歳。初回手術と2回目手術までの期間中央値は5.0 年(5年以上9例)。初回術式は1肺葉切除/2肺葉切除/区域切除が15/1/1、2回目は肺葉 切除/残存肺全摘/区域切除/部分切除が3/2/8/4、3回目は部分切除2。初回術後病理病 期(取り扱い規約7版)IA/IB/Ⅱ以上が12/3/2、2回目は0/IA/IB/Ⅱ以上が2/10/ 2/3例、3回目は0/IAが1/1。2回目手術から5年生存率は58.9%であった。異時性多発肺 癌の頻度と手術症例の5年生存率は諸報告と同等であった。肺癌術後2年以上経過し、異時性肺癌 を疑う症例では手術による診断と治療が重要である。
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© 2019 島根県立中央病院
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