社会政策
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小特集1 コロナ禍における社会福祉と「つながり」の諸相
新型コロナウイルス感染症拡大下における障害者就労継続支援事業
――事業所へのインタビューに見る生産活動および利用者の社会とのつながりへの影響――
榊原 賢二郎
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2022 年 14 巻 2 号 p. 20-30

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抄録

 本稿では,障害者就労継続支援B型8事業所へのコロナ禍の影響に関するインタビュー結果を報告する。障害者就労継続支援は,障害福祉,生産活動,日中の居場所提供といった複合的な顕在的/潜在的機能を担っている。第一に,生産活動においては,特に人の移動・集まり・接触等への関連が強い事業で,いわばコロナ禍の「反相互作用的性質」の影響が顕著であり,しかもそうした事業はB型事業所では多くあった。第二に,福祉サービスとしては在宅支援制度で堅調であったが,利用者の業務の遠隔化は困難であった。第三に,利用者へのステイホームの弊害が語られ,通所利用への速やかな復帰からは,利用者・家族の,家族外の居場所へのニーズが窺われた。最後の点は,ステイホームがもたらす社会的孤立が,就労支援機能が介在することで緩和されている状況を示しており,また障害者ケアにおいて,夜間の居住とは異なるいわば第二の場を確保することの意義を示唆している。

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