抄録
電子化・情報化の技術は, プラントエンジニアリング分野でも急速に広がっていて, 今ではプロジェクト遂行にはなくてはならない技術となっている. 特に90年代後半のビジネスプロセスの統合化とグローバル化の動きの中で, 情報技術を駆使したプラントエンジニアリングシステムが開発・再構築され, 自社だけでなく, 関係する複数の企業間での情報の伝達に使われるようになっている. ここでは情報技術がプラントエンジニアリングにおいて, プロジェクトの開始からプラントの引渡しまで, いかに効率的に使われているかを千代田の統合プロジェクトエンジニアリングシステム「i-PLANT21」を例にして紹介する.