プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2000年度秋季
会議情報

4-6 ソリューション・プロバイダーのためのプロジェクトマネージメント技法
千種 実河村 講一
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 213-215

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抄録

当社は、 高い顧客価値を提供するソリューションブロバイダーとして市場で成功をおさめることを目的にPMS (Project Management system for Solution)という独自のプロジェクト的業務遂行法を構築しました。 PMSは、 ケプナー・トリゴー日本支社(KT社)の協力を得て、 KT社の提唱するPM技法とPSDM (Problem Solving & Decision Making)という独自の問題解決及び意思決定技法をベースにしながら、 どうすれば限られた時間とコストの範囲で成果を実現し、 お客様に最適なソリューションを提供出来るかをプロジェクト単位でトータル的に管理する技法です。 PMSは、 プロジェクトのライフサイクルを「プロジェクト定義フェーズ」→「プロジェクト計画フェーズ」→「プロジェクト実施フェーズ」の3フェーズに区分し、 それぞれのフェーズでのプロセスとクリアすべき条件(業務)を明確に定義しています。 特に、 お客様のニーズ(問題点)を把握し構造化する定義フェーズを重視し、 プロジェクトメンバ全員がこの点で共通意識を持ってプロジェクトの業務を分担、 遂行します。 また、 一人のプロジェクトマネージャがプロジェクトのスタートから完成までの全体を統括し、 その間に必要な問題解決と意思決定の責任を負います。

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© 2000 プロジェクトマネジメント学会
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