抄録
地域における産業の空洞化は, 日本経済の停滞の一つの原因と言われている. この空洞化への対応策として, 地域における新規産業の創出が有効であると考える. 新規産業創出の方法として, 地域コンソーシアム研究開発プロジェクトがある. これのプロジェクトは, 産学官連携による研究開発を行うものである. しかし, このプロジェクトは研究期間, 参加機関の文化と目的, あるいは, 運営方法などの面で問題があるといわれている. そこで, 本研究では, 地域コンソーシアムの現状の問題点を分析し, その改善策としてプロジェクト手法の導入を提案する.