プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2002年度春季
会議情報

3-6 データ収集モデルと分析モデルを分けた業務分析プロセスの検討
甲斐 俊文橋本 正明廣田 豊彦片峯 恵一
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 177-182

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抄録
業務改善を成功させるためには, 様々な観点から業務分析を行うことが重要である。また, 最近では一つの企業の業務を分析するだけでなく, 業界全体を分析する事も重要になってきている。そこで, 本研究では質の高い業務分析を効率よく実現するための多角的な業務分析方法論の提案および支援ツールの作成を目指して, 業務分析プロセスのモデリングを行っている。最初に実際の企業を対象に業務分析を行い, 業務の実態把握と業務分析に現れる概念の整理を行った。これまでに、その結果をもとに業務分析におけるデータ収集プロセスと分析プロセスについて整理した。その中で、業務分析において扱われる成果物を、データ収集を一元的に行うためのモデルと、分析の観点毎に必要となる情報や計算式を表すモデルに分けてモデル化を行った。これにより、様々な観点から分析を効率良く行うことができるものと予想される。なお、業務分析プロセス全体に関する整理は今後の課題である。
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© 2002 プロジェクトマネジメント学会
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