プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2008年度春季
セッションID: 1203
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1203 プロジェクトマネジメントにおける失敗知識活用の提案(一般セッション)
内田 吉宣鮫島 正樹星 幸雄初田 賢司建部 清美
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抄録
コスト超過や納期遅延を起こすプロジェクトが後を絶たない状況の中で,プロジェクトの失敗は企業経営に大きな影響を与えている.プロジェクトの失敗を減らすための施策の一つとして,過去と同様の失敗を繰り返さないために過去の失敗から学ぶことが挙げられる.我々は,過去の失敗プロジェクトから学び組織で教訓を共有することにより,組織のプロジェクト管理力を強化することが出来ると考える.我々はプロジェクトマネージャに対するPMOのアセスメント活動における失敗知識の活用方法の仕組みの構築に取り組んでいる.活用方法を検討するために,PMOのアセスメント活動を調査した.その結果,アセスメント活動の中で過去事例を活用するための課題として,(1)どのように進捗状況を把握し,(2)参照すべき過去事例をどのように見つけるか,があることがわかった.本稿では,2つの課題を解決するための施策として,定期報告の記述方法および過去事例の検索方法を定義する.
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© 2008 プロジェクトマネジメント学会
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