2309 外部委託先とのコミュニケーション・マネジメント(一般セッション)

抄録

プロジェクトにおいて,サービススコープの一部を外部委託するという手法は日常的に用いられている.多様化・複雑化する技術動向を考慮すると,IBM一社のみによるソリューション提供はもはや現実的ではなく,社外のスキルを有効活用することが必須である.しかし社外に委託するということは,異なる企業文化を持つ要員と円滑なコミュニケーションをはかり,チームワークを向上させなければならないということである.本論分では,外部委託先との良好なコミュニケーションを維持してプロジェクトを安定して進める方法を,(1)共通言語の定義,(2)動機付け,(3)インタラクティブ・コミュニケーションの3点から述べる.