プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2010年度春季
セッションID: 1401
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1401 企業風土を踏襲した定量データに基づくプロジェクト状況把握への取組み : 定量的プロジェクト管理支援システムの開発と試行(一般セッション)
大谷 晶子藤原 良一坂田 賢志
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抄録
SI事業で培ったシステム生産方法を反映した,ISO9001対応の品質マネジメントシステム(QMS)を元に,CMMIレベル3相当の標準プロセス,情報共有環境(PJポータル)やプロジェクト管理支援ツール(PM支援ツール)を強化してきた.品質・生産性の継続的な改善を狙い,定量的プロジェクト管理の視点や価値観を活かしつつ,プロジェクトの状況をよりタイムリーかつ客観的に把握し,対策をフィードバックできるCMMIレベル4相当の企業風土を踏襲した定量的プロジェクト管理の標準プロセスを整備した.しかし,定量的にプロジェクトの状況を組織の管理者層やプロジェクトマネージャ(PM)が把握するために,人手でデータを収集しPM支援ツールを使って分析・評価を行っていた.本稿は,企業風土を踏襲した定量的プロジェクト管理方法を基に,プロジェクトのデータ収集や分析の負荷を軽減し,早期に問題点の検出が行える,定量的プロジェクト管理支援システム(P-Support)の開発した.このシステムの試行を通しての定量的プロジェクト管理の課題と展望を紹介する.
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© 2010 プロジェクトマネジメント学会
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