プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2010年度春季
セッションID: 2508
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2508 プログラムマネジメントにおけるプロジェクトアサイン可視化方法の提案(一般セッション)
劉 功義
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抄録

複数のプロジェクトを管理するためのプログラムマネジメントでは,プロジェクトの需要に応じて要員をアサインし,求められる納期,コスト,品質で各プロジェクトが終えられるように管理する.組織の効率性を向上するためには,プロジェクトの局面に応じて適切なスキルを持った要員にアサインする必要がある.プログラムを遂行する組織も発生するプロジェクトの規模・頻度に応じた組織体であることが望ましい.プロジェクトの需要に応じて組織体を検討し,定常的な状況把握が可能となれば,プロジェクトの規模・頻度を高める,要員のスキル向上を図る,組織規模を最適な規模に変更する,といった組織の効率向上のための継続的な改善方策検討が可能となる.一方で,トヨタ生産方式における多段階ジョブフローの制御にかんばん方式が用いられる.本研究では,発生するプロジェクトをトヨタ生産方式で用いられるかんばん方式の考え方を活用し,プロジェクトのチームへのアサインを可視化する方法を提案する.またモデルの定式化を行い,組織体の検討への活用を行う.

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© 2010 プロジェクトマネジメント学会
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