主催: 一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
ソフトウェア開発の要求分析手法の一つにユースケースを用いる手法がある.筑波大学大学院のソフトウェア開発を行う演習形式の講義の中で,学生は実際にユースケースを用いて分析を行っている.しかし,開発経験が乏しいため,ユースケース作成の初期段階ではさまざまなミスがあり,その修正に時間を取られてしまった.本稿は学生の作成したユースケースを分析し,学生のような開発経験のほとんどないものが陥りやすいミスや漏れやすい記述,さらにそれらの対策について述べる.