抄録
本論文は弊社内でのIBM Technical Leadership Master Course (ITLMC)の一つ,「アーキテクチャを『はかる』」コースの報告である.当コースの目的はビジネスとITの乖離を「はかる」ことである.双方のアーキテクチャをはかることによって乖離をはかることを目指した.当コースでは先ずアーキテクチャとは何かを議論・整理し,それを「はかる」ための技法を調査・試行した.テキストマイニング,Architecture Tradeoff Analysis Method^<SM>(ATAM),グラフ理論がそれである.具体的にアーキテクチャを「はかる」までは至らなかったが,次のステップに進むためのヒントを得ることができた.