プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2011年度春季
セッションID: 2114
会議情報

2114 メンタルヘルスマネジメント成熟度のフレームワーク : プロジェクトマネジメントにおけるメンタルヘルス・プロセス・モデル(一般セッション)
鈴木 昇永谷 裕子五百井 俊宏メンタルヘルス研究会前田 英行鈴木 孝志柴垣 太郎高橋 邦夫中川 正明小西 千代美
著者情報
会議録・要旨集 オープンアクセス

詳細
抄録
近年,プロジェクトのチーム・メンバーへの負荷が大きく,プロジェクトでのメンタルヘルスマネジメントが,企業あるいは社会的な課題となっている.ますます複雑化してスピードが要求されるITのプロジェクト環境やプロジェクト間での配置変更など大きな環境変化からくるチーム・メンバーのストレスがその背景にある.従来の階層型組織では相談できる上司や同僚が近くにおり,キャリアパスも明確であったが,プロジェクト型組織では有期的なチーム活動であるため,短期間でチームに適合して成果を上げなければならず,人間関係におけるストレスが増大している.本論文では,チーム・メンバーのストレスを低減するための活動効果の評価方法をモデリングし,メンタルヘルスマネジメントの成熟度を高めるためのフレームワークを提案する.そして,PMBOKをモデルとして,メンタルヘルスのプロセスと改善の達成度を客観的に評定する方法を考察する.
著者関連情報
© 2011 プロジェクトマネジメント学会
前の記事 次の記事
feedback
Top