プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2011年度春季
セッションID: 2409
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2409 組込みソフトウェアにおけるリバースモデリング開発手法とプロセスの考察(一般セッション)
長野 正坂本 佳史竹内 篤也福田 晃
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会議録・要旨集 オープンアクセス

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抄録
組込みソフトウェア開発は,多くの場合,派生(差分)開発の手法で開発されている.ところが,規模が大きくなるにしたがいソースコード自体を理解することが困難となり,少しずつ異なるモジュールが増える傾向にある.派生(差分)開発におけるソースコード・メンテナンスが複雑になっている.この課題を解消するひとつの手法として,オブジェクト指向(モデル駆動)開発による部品化やプロダクトライン開発が提案されてきた.しかしながら,全面的にモデル化を進めるだけの技術の効果を投資効果として浸透させるに至っていない.本稿は,部分的な対応であっても,モデル駆動開発としての価値を見いだせる部分の開発方針を定め,派生(差分)開発のように一部の既存コードを使って振舞分析からリバースモデリングを推進していくアプローチを定義し,そのアプローチに即した開発プロセスを考察する.
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© 2011 プロジェクトマネジメント学会
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