抄録
コミュニケーションは,プロジェクトの成否を決める最大の要因の1つとして認識されているが,プロジェクトチームはそれぞれ専門分野のメンバが特定のプロジェクトを遂行するために特別に編成されているため,メンバの専門分野の違いによる知識のギャップが起こり,それがコミュニケーションうまくとれない原因になると同時に,知識の獲得や共有にも悪影響をもたらす.本研究では,学習者の必要とする専門知識に基づきドキュメントを分類及び順位付けすることで,学習者は自分にあった難易度の文書を選択することができ,学習を効率よく行い,知識ギャップを埋めることを支援する手法を提案する.