抄録
プロジェクトのマルチベンダー化に伴い,異なった文化を持ったメンバで構成されたプロジェクト運営が必須となってきている.プロジェクトの運営を円滑に行うには,プロジェクトの運営方法をプロジェクトに関係する様々な人々(お客様,SIer,ベンダー)が共有する必要がある.企業の多くは社内教育用の資料を保有しているが,それらの資料を単にeラーニング化するだけでは,講師がいないため受講者にとって理解が難しいことが多い.本稿では,既存の資料からeラーニング教材を作成する際に個人学習でも受講者が理解しやすい教材を作成するためのポイントと,関係者間での知識の共有に向けた課題について述べる.