抄録
当社では,プロジェクトの現状を「見える化」するシステムとして定量的プロジェクト管理支援システム(P-Support)と,プロジェクト内の情報を蓄積し,P-Supportとの連携も行えるシステムとして情報共有環境(PJポータル)を試行・運用してきた.定量的管理を普及・推進するためにも,P-SupportのフロントエンドとなるPJポータルの利用者への付加価値を更に高めることが重要と考察している.今回PJポータルの付加価値として目標の「見える化」に向けたアプローチが効果的であると考え,その第一歩として目標設定及び評価に必要となる情報の「見える化」を検討した.本稿ではその検討プロセス及び今後の課題について述べる.