プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2014年度春季
セッションID: 2109
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2109 リスク伝播モデルを用いたプロジェクト振り返り手法の開発(一般セッション)
内田 吉宣山本 正毅
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会議録・要旨集 オープンアクセス

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抄録
組織においてナレッジを有効活用する上で,ナレッジを陳腐化させないために継続的に蓄積することが重要である.本研究は,300件超の過去事例から失敗に至る過程を「原因」と「結果」の連鎖情報でモデル化したリスク伝播モデルを用いた振り返り手法を開発した.振り返り手法は,チェックリストベースのリスク評価システムと連携し,チェックリストの設問項目からプロジェクトの失敗事象に至るリスクの伝播過程を整理しておくことで,振り返り時に評価結果とリスク伝播モデルを用い,設問項目から起因して起こり得た失敗シナリオの候補を提示する仕組みをもつ.また,本手法を実案件プロジェクトで試行し,有効性を確認した.
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© 2014 プロジェクトマネジメント学会
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