プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
2014年度春季
セッションID: 2511
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2511 プロジェクト進行中におけるチームモチベーション向上に関する研究 : 「モラール(Morale:勤労意欲)」がチームに与える影響について(一般セッション)
畑 健一郎谷本 茂明
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抄録
モラールの低下は,プロジェクトの成功率の低下につながるとされ,プロジェクトを成功させるためには,モラールを向上させることが重要である.メイヨー.レスリスバーガーのホーソン実験の結果,作業効率は人間関係や目標意識に大きく影響されることが仮説として導かれた.これは,職場における人間関係や目標意識によって,作業者のモチベーションだけでなく,作業場全体のモラールが向上したといえる.しかし,現状では職場の人間関係によるモチベーション低下に注目した研究は少なく,不明な点が多い.そのため,チームが活動しているときのモチベーション管理手法を多岐にわたり調査をし,優れたプロジェクトチームとはどのようなものか,モチベーションとモラールを向上させるためにはどのような手法を用いればよいか,また,それらを効果的に施行するため,様々な分野のコーチング手法やフィードバック手法を調査した.最終的に,それまでプロジェクト全体に潜在的にあったモラール低下要因を視覚的に捉えるため,時系列順に整理し,プロジェクトマネージャーがそれぞれの時点で適切な向上手法を行えるようにした.
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© 2014 プロジェクトマネジメント学会
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