プロジェクトマネジメント学会誌
Online ISSN : 2433-3069
Print ISSN : 1345-031X
Houston, We Have a Problem (Apollo 13 Captain) : 品質マネジメント研究会の今後の話題
秋山 義博大森 一矢三留 和人仁田 周一橋本 正明中山 裕美子
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2002 年 4 巻 2 号 p. 27-32

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抄録
1970年4月13日22時ごろ,Apollo13号の指令船船長Lovellが"Houston, We Have a Problem"というメッセージを20万マイル彼方から指令センターへ送った瞬間から,劇的な生還プロジェクトが開始された.この宇宙船とその乗組員チームは,途中から引き返さずに,月を廻って3日と10時間後に地球に帰還した.この事例を参考に,品質マネジメントの一般的枠組みと,具体的な適用方法に関する課題を検討する.また,品質マネジメントを,プロジェクトの品質マネジメントと,それを達成あるいは支援するために必要な要件に分けて考察する.研究会に於けるこれまでの議論とSEIのCMMモデルなども参照しながら,個人,チーム,あるいは組織レベルでの品質マネジメントを実現する新しい可能性を検討する.
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© 2002 一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
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