SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section A
ロイコトリエン B4 受容体の結晶化
堀 哲哉横山 茂之
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2022 年 10 巻 3 号 p. 286-289

詳細
抄録
 G タンパク質共役型受容体(GPCR)であるロイコトリエンB4受容体(BLT1)の高分解能構造解析を目指して結晶化・回折実験を行った。複数のコンストラクトを作成し、キュービックフェーズ法による結晶化の再構成脂質の組成も結晶化パラメータとした。結果的に高分解能の反射を与える結晶析出は実現できなかったが、光学顕微鏡下での結晶の厚みの向上や複屈折がより大きくなることが必ずしも分解能向上や異方性改良につながるわけでは無いことが明らかになった。
著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top