SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section A
放射光X線非破壊調査法を用いた出土繊維製文化財の材料と構造の基礎的研究
奥山 誠義絹畠 歩河﨑 衣美
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 12 巻 4 号 p. 178-181

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抄録
 非破壊観察法を用いて古墳時代の中心地であるヤマトの遺跡出土品を基に、古墳時代 400 年間の繊維製品における素材と織り方等の構造の変遷を把握するための技術開発に関する基礎的な研究である。BL20XU の投影型マイクロ CT 装置を利用し、非破壊的に織物の構造および材質を理解するための基礎情報を得た。実験の結果、各種の繊維の形態的特徴を把握し、表面観察の所見と比較検討できることが明らかになった。
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