SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section B
摩擦攪拌接合継手における疲労き裂進展挙動のラミノグラフィによる非破壊観察
佐野 雄二政木 清孝西銘 一貴梶原 堅太郎佐野 智一柏原 亮太松山 法央足立 隆史Omar Hatamleh
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2015 年 3 巻 2 号 p. 513-516

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抄録
アルミニウム合金A6061-T6の摩擦攪拌接合(FSW)継手試験片に曲げ疲労によりき裂を導入し、その形状をラミノグラフィにより可視化した。更に、ビームライン脇に仮設した曲げ疲労試験機を使用してき裂を進展させ、その様子を非破壊で観察した。FSWの使用が期待される大型の板状構造物の場合にはCTの適用は困難を伴うが、ラミノグラフィの適用は原理的に可能であり、微細な疲労き裂やその進展を非破壊で観察することができた。また、FSW組織に特有と思われるき裂の屈曲などの現象を確認した。
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