九州大学
2018 年 6 巻 2 号 p. 199-202
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X紫外可視吸収スペクトルから得る情報を最大化することを目的としてX線吸収−紫外可視吸収相関分光法の開拓を試みた。溶液中の各種Fe錯体系に関して、X線吸収(吸収端および広域)と紫外可視吸収の両スペクトルの同時測定系を開発し、塩素イオン濃度、光照射時間、温度等への依存性を測定・解析した。X線吸収端構造と紫外可視スペクトルとの相関、動径構造関数と紫外可視スペクトルとの相関を検討し、2次元相関スペクトルを得て紫外可視吸収帯の錯体構造/価数への帰属の明確化を試みた。
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