奈良県立医科大学
2018 年 6 巻 2 号 p. 226-229
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IMP-6メタロ-β-ラクタマーゼ(IMP: imipenemase、イミペネム分解酵素)は、IMP-1からS196Gのアミノ酸置換により生じた酵素である。IMP-1ではイミペネム、メロペネムに対する活性が同程度であるのに対し、IMP-6はメロペネムに対する活性が、イミペネムに対する活性の約7倍に増加する。本研究では、IMP-6の基質特異性が変化した原因を探るために、X線結晶構造解析を試みた。その結果、分解能は不十分ながら、基質との疎水性相互作用の変化が原因であることが示唆された。
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