SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
SACLA
X線非線形ラマン過程の研究
玉作 賢治犬伏 雄一
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 7 巻 2 号 p. 325-327

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抄録
X線ラマン過程を観測するための最初のステップとして、蛍光X線の誘導放出の観測を試みた。このためにSACLAの2色発振を利用した。また、ポンプX線とコントロールX線のパルスエネルギーをそれぞれショットごとに決定するために、インラインスペクトロメーターを開発した。しかし、インラインスペクトロメーターを含めた光学系設計に問題があり、パルスエネルギーの正確な見積りができなかった。一方で、現在研究している共鳴2光子吸収につながる知見が得られた。
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