SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section A
非鉛圧電体薄膜における電界印加中の結晶構造変化の解析
安井 伸太郎竹内 一郎坂田 修身
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 8 巻 1 号 p. 10-12

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抄録
本研究は、電界印加下時間分解放射光X線回折法を用いて、反強誘電体エッジ組成が示す巨大な圧電性について調査を行った。その結果、電界を印加することで反強誘電相は強誘電相へ相転移を起こし、それらは可逆的に動作することが理解できた。しかしながら、全てのドメインが相転移を起こしている訳ではなく、一部にとどまった。相転移が引き起こす歪みから計算した圧電定数は最大で 240 pm/V になることが分かった。
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