SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section B
放射光トポグラフィによる大口径窒化ガリウム基板の評価
山口 聡北住 幸介岸田 佳大
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ジャーナル オープンアクセス

2021 年 9 巻 5 号 p. 347-350

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抄録
 縦型 GaN パワーデバイスは大電力動作が可能であり、大電流容量への適用のメリットがある。ただし耐圧確保の課題が残っており、素子内に悪影響を及ぼす転位が含まれないことが求められる。今回、ポイントシード法による種結晶を用いた Na フラックス法によって、GaN 基板の高品質化と大口径化を同時に試みた。放射光トポグラフィを用いて非破壊で転位密度を評価し、市販のハイドライド気相成長基板よりも1桁低い転位密度であることが分かった。
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