日本包装学会誌
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打検法の周波数解析法に関する研究
現行の周波数解析手法に関する一考察
竹之内 健高田 淳一白鳥 正樹
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2003 年 12 巻 2 号 p. 93-102

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抄録
缶詰の漏洩や変敗を検査する打検法では、缶体から発する短時間振動波形の周波数を高い精度で同定するために、観測したN.s点波形データ列の後ろに0値を付加したN、点拡張データ列の FFTスペクトルを求める周波数解析手法が用いられている。この手法をNsτ/Neτ、点データ拡張 FFTと名付けて、その動作特性を計算原理に基づいて考察し、さらに打検振動の摸擬波形を用いた計算実験により周波数分解能を評価した。 サンプリング間隔Tで観測した凡点波形データ列に対するNs/凡点データ拡張FFTの、2つ の振動モードを分離検出する能力は、データ拡張の程度に関わらず、Ns点FFTと同じ2/(Nsτ)であるが、振動モードの周波数を同定する能力はl/(Neτ)となり、データ拡張の程度に応じて向上する。このデータ拡張FFTの動作特性は、打検法の周波数解析法に対する要求に適合する。
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© 2003 日本包装学会
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