抄録
青果物のMA包装設計を適切に行うため、ブロッコリーを試料として呼吸モデルを開発した。
ガス透過性の異なる4種類のフィルムを用い、袋表面積と空容積、試料重量を変えてブロッコリー
を包装し、15℃で貯蔵した。各々のガス組成変化の実測値から酸素吸収速度および二酸化炭素生成速
度を求め、対応する時間と酸素・二酸化炭素濃度のデータを抽出した。重回帰分析により、任意の包装
条件における酸素吸収速度および二酸化炭素生成速度を、それぞれ酸素・二酸化炭素濃度および時間
の関数として表すモデルを得た。並行貯蔵した別グループの試料による検証の結果、得られたモデル
によって十分な精度で比較的長期間のガス濃度変化の予測が可能なことが判明した。