日本包装学会誌
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ポリアクリロニトリル容器からアルコール溶媒へのアクリロニトリルの溶出について
飯田 弘船木 徹串田 秀男
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1994 年 3 巻 p. 83-

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抄録
 3種類のPAN樹脂製容器を用い、材質中に残留するAN濃度(RAN)と長期保存により溶出するAN量 との関係を、20%、35%、50%、65%エタノール水溶液の4種類の食品擬似溶媒を用い、アルコール飲 料容器としての衛生的安全性につき検討した。PAN樹脂製容器からエタノール水溶液中に溶出するAN量 はいずれの容器においてもアルコール濃度の低いもの程少なくなり、65%エタノール>50%エタノール >35%エタノール>20%エタノールの順に減少した。  40℃、90日間の保存条件で、65%エタノール水溶液でも溶出AN量が検出限界以下となるRAN濃度は、 2,400ml容器で1.0μg/g、1,000ml容器で0.2μg/gとなった。従って、材質中に残留するAN濃度をこれ以下にしておけばアルコール飲料容器としての衛生的安全性は確保できるものと考えられる。500ml容器については、RAN濃度を0.3μg/gより更に低減しなければならない。 溶出ANの検出限界はooo5jug/mlであった。
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© 1994 日本包装学会
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