日本包装学会誌
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二酸化炭素吸収剤利用による西洋ナシのフィルム包装貯蔵
古田 道夫浅野 聡今井 誠一
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1994 年 3 巻 p. 102-

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抄録
収種後に追熟処理をした西洋ナシルレクチエ,を用い、貯蔵中に発生する果実の内部褐変防止条件と簡易貯蔵法を検討した。  内部褐変果は、進撚の進んだ果実ほど、また貯蔵温度が高いほど発生しやすかった。  しかし、CA貯蔵を行うと、O₂が3%、CO₂が0%のガス組成の時には全く内部褐変が起きなかった。そこで、こうしたガス環境を簡便に形成するため、市販の二酸化炭素吸収剤(CO₂吸収量2ℓ/個)を用い、果実と共にフィルム包装した。その適正包装条件は、厚さ60浬mの低密度ポリエチレンを用い、果実1kg当りのフィルム面積を約1000cm²とした時であった。この条件で0℃、45日貯蔵した場合、包装内のガス組成は0₂が2.5~3%、CO₂は0%で平衡化した。また、内部褐変果発生率は7%で、実用的にみて十分な品質状態であった。  一方、果実中のガス分析の結果、果実の内部褐変は、果肉や芯組織に多量の二酸化炭素が蓄積したときに起こる事が判明した。
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© 1994 日本包装学会
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